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失敗からスタートした美容室経営/南 直人 いずれは美容業を共に歩む「仲間」になりたい

お客さまが来ない、スタッフが辞める、打つ手はことごとく大ハズレ、経営は当然のごとく赤字続き……、たくさんの失敗を経験してきた「元ダメ経営者」だから、そして、どん底から立ち直ることができたからこそ伝えられる、「経営の勉強」の重要性とそのポイント。後編は、美容室経営者であり、コンサルタントでもあるという立場ならではの「将来像」を、南 直人氏が語る。

「南先生」と呼んでほしくない

美容の経営プラン編集部・古田領一(以下:古田) 南さんは今、本業である美容業の他、美容室のコンサルティング活動もされていますが、どういう思いから始めたのでしょうか?

南 直人(以下:南) 経営について勉強してきたことの成果が出て、お店は黒字に転換し、スタッフも増えました。失敗ばかりでクソみたいな自分でしたが、これくらいにはなれるという経験を伝えることで、今経営に困っている人の力になれたらいいな、という思いを持ったのがきっかけですね。

古田 コンサルティングでは、どのようなことを話しているのですか?

 僕が何かを教えるというよりも、『美容室経営ドリル』に載せたような問題を出して、どう解決したらいいかについて、考えてもらっています。繰り返しになりますが、正解を出すことが目的ではなく、「経営者の脳みそ」を鍛えることが重要だからです。それに、僕が教えるというのは、ちょっと違うのかな、とも思っていて。

古田 というのは?

 僕はうまくいく方法をちょと先に知っただけ、それをもっと多くの人に知ってもらいたいだけなんです。だから、僕が上の立場だとは思っていません。「南先生」なんて、本当に言ってほしくない。「クリリン南」でいいんじゃないですかね(編注:https://www.facebook.com/naoto.minami.7)。

古田 対等な関係だということですね。

 そうです。確かに最初はどうしても「教える・教わる」のタテの関係になってしまいますが、本質としては同じ美容師、同じ美容室経営者であり、対等です。最終的には、各自が考えて出した新しいアイデアを、僕も含めたコミュニティー間で共有して、みんなで良くなっていくような「仲間」の関係になりたい。言い換えると、そういう関係になれるというのが、専業コンサルトとの違いでもあると思っています。

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「巣立たせる」ことが目標

古田 コンサルとして活動するのは期間限定的、ということでしょうか?

南 僕自身のコンサル活動が期間限定ということではなく、例えば「南の話は面白そうだ」「何かためになることを教えてくれるのでは」と思った方がいるとして、その方には、いずれは「もう独力でも十分に黒字経営を継続できる」と自信をつけ、僕の下という立場から巣立ってほしい、ということです。

古田 つまり、その方にとって「コンサルタントの南さん」として接する時期を期間限定にしたい、と。

 そうなんです。この点、専業でコンサルをしている方だと、自分の下から巣立たせないように、毎月お金を払ってもらえるように、できれば高額を払ってもらえるようにと、手を変え品を変え、さまざまな仕掛けをつくるのですが、そもそも論で言うと、コンサルタントって、独力でもきちんと経営できるように力を付けさせて、巣立たせるべきじゃないのか、そして、教わる側も、そのコンサルタントから巣立つのが「親孝行」じゃないのか、と思うんです。

古田 なるほど。南さんの立ち位置ならではの、ユニークな発想ですね。最後に、『美容室経営ドリル』をどう読み、使ってほしいと考えていますか?

 『美容室経営ドリル』は、赤字に悩む美容室経営者はもちろん、これから開業を目指す方にも、今は黒字だけど今後赤字に転落するのが怖いという経営者の方にも読んでほしいし、手元に置いてほしいのですが、同時に、本の中にある問題を解き、「経営者の脳みそ」が出来上がったら、いずれはこの本から巣立ち、離れてほしいとも思っているんです。そして、僕と同じ「経営者仲間」として語り合いたい。そんな願いを持っています。

古田 ありがとうございました!
聞き手:美容の経営プラン編集部 古田領一

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Leafでは、新型コロナウイルスの感染対策を徹底したのはもちろん、消毒液が足りないと困っているお客さまには、消毒液を無料で配布した。「今来てくださっているお客さまを本気で守るために何ができるかを考え、取り組む。それが今は何よりも大事」と南氏。

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<前編>「お客さま視点」が原点

<中編>「考える人」が成功する美容室経営者

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南 直人
みなみ・なおと/1979年東京都生まれ。ハリウッド美容専門学校卒業。2008年、埼玉県さいたま市に美容室Leafを創業。赤字続きの5年間を経験する中で、経営の勉強が必要と実感し、経営論・マーケティング論・販売論などを貪欲に吸収。経営を立て直して、地域有数の繁盛サロンに転換させる。現在、その経験をもとに、美容業の傍ら、美容室経営コンサルタントとしても活躍中。5月25日、美容室経営者として必要な経営の勉強を、ドリル(演習)&対話形式で学べる著書『たった7日間で赤字経営から脱出する 美容室経営ドリル』を上梓し、注目を集めている。

■南 直人氏の著書
『たった7日間で赤字経営から脱出する 美容室経営ドリル』
※女性モード社webサイトでは、第2章まで【立ち読みする】でご覧いただけます

★『女性モード社』楽天市場店はこちら>>>

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